外国送金をファイル伝送でご利用されるお客様に影響が見込まれる為、ISO20022対応の概要や影響についてご案内いたします。
国際的なアンチマネーローンダリングの規制強化、送金処理の迅速化など、外国送金の課題に対応するため、SWIFTは2023年3月から2025年11月にかけて、外国送金のフォーマットを新たなISO20022対応フォーマットへ順次移行する旨を発表しています。これに伴い企業様が金融機関宛に送付する外国送金依頼の固定長フォーマットも、ISO20022対応のXMLフォーマットへの変更や伝送手順の変更が必要となります。
新フォーマットへの移行に向けて、Connecure®回線を使用し大量の外国送金をファイル伝送で扱う大企業様向けに、AnserDATAPORT®を利用したISO20022対応のファイル伝送サービスが可能になります。
本サービスの提供金融機関は取扱金融機関一覧をご参照ください。
SWIFT(スイフト)は「国際銀行間金融通信協会」とも呼ばれ、ベルギーに本部を置く非営利組織です。世界各国の金融機関が、国境をまたいだ送金情報を電子的にやりとりするためのネットワークを提供しています。200以上の国や地域の1万1000以上の金融機関が利用しており、海外送金における事実上の国際標準となっています。
SWIFTでは2023年3月から新フォーマットの適用を開始し、2025年11月に旧フォーマットの廃止を予定しています。2023年3月から2025年11月は新旧フォーマットの併存期間となり、その間に新フォーマットへ完全に移行することが求められています。
ISO20022とは、国際標準化機構(ISO)が定める、金融サービスに関連するデータフォーマットの共通化・標準化を目指して規定された国際標準規格です。システム処理に適した形でより多くの情報を送受信することが可能な共通フォーマットとして、SWIFTや世界各国の国内決済において採用されています。
国内送金でAnserDATAPORT®を既にご利用の場合、同一のConnecure®回線を外国送金にもご利用いただけます。
また、外国送金(ISO20022)に対応の金融機関向けには共通フォーマット・同一手順で送信が可能です。
※Connecure®とは、企業向けに複数のサービスセンタを利用できる金融機関取引対応の高い信頼性のあるネットワークです。
※Connecure®と、AnserDATAPORT®は、株式会社NTTデータにおける登録商標です。
ホストから照合用データを送信していただく事で、AnserDATAPORT®の照合機能を利用して照合を自動化し、紙の削減・業務効率化が可能です。
※照合の方法は金融機関により異なる場合があり、下記は一例となります。
本サービスをご利用いただく場合、以下の対応が必要になります。
項目 | 対応内容 | |
---|---|---|
※1 | 項目追加 | 拡張性の高いXML形式への変更に伴って、 項目を追加した場合、画面入力等への項目の追加が必要となる可能性があります。 |
※2 | DB拡張 | 項目追加やXMLへの変更によりデータベースの拡張が必要となる可能性があります。 |
※3 | 照合データの生成 | 送金意思確認について、FAX等に代わり照合データを利用される場合は、照合データの生成機能を実装いただく必要があります。 |
※4 | XML形式対応 | 固定長からXML形式への変更が必要です。 |
※5 | JX手順対応 | 全銀手順からJX手順への変更が必要です。 |
※6 | 結果ファイル取得時間の設定 | 結果ファイルの取得時間の設定が必要です。 |
※7 | Connecure回線申込 | Connecure回線が必要です。 Connecure敷設済の場合、 既設回線の流用も可能です。 |
※8 | ファイル伝送基盤構築・環境整備 | 金融機関とのデータ伝送の為に必要な伝送制御情報を企業様環境に設定いただきます。 |
※9 | 接続情報の変更 | Anser DATAPORTに接続するための接続情報の設定が必要です。 |
※10 | 金融機関へのサービス利用申込 | 金融機関へサービス利用申込書の提出が必要です。 |
※11 | 運用検討 | ファイル伝送エラーや受付チェックエラー時の対応等含め、企業様内の運用フローをご検討ください。 |
通信パッケージや会計パッケージの対応が必要となる為、各パッケージベンダへお問合せください。対応方針が決まったベンダ様については、対応製品一覧にてお知らせします。
下記よりサービス概要の説明動画のご視聴や、資料をダウンロードいただけます。
各提供会社様の掲載許諾に基づいて掲載しております。
詳細については各提供会社様にお問い合わせください。
またご利用前に、各提供会社様や金融機関様とのご調整の上、接続試験を実施してください。
2024年10月1日現在
社名 | 製品・サービス名 | 問合せ窓口 | 対応予定時期 | 備考 |
---|---|---|---|---|
株式会社インターコム | Biware(バイウェア)シリーズ | 担当部署:営業本部 プロダクト営業部 電話番号:03-4212-2772 メールアドレス:biware-bn@intercom.co.jp |
2024年7月25日 | 最新情報は弊社ホームページをご覧ください。 https://www.intercom.co.jp/press/news/2024/0731.html |
株式会社データ・アプリケーション | ACMS Apex | 担当部署:営業本部 電話番号:03-6370-0909 メールアドレス:sales@dal.co.jp |
2024年9月30日 対応完了 | 2024年7月 AnserDATAPORT外国送金のISO20022対応接続試験完了 |
日本情報通信株式会社 | EDIPACK21 | 担当部署:EDI事業本部 電話番号:03-6278-6201 メールアドレス:edi_contact@NIandC.co.jp |
2024年度予定 | |
キヤノンITソリューションズ株式会社 | EDI-Master B2B Standard | 担当部署:ビジネスソリューション営業本部 営業部 電話番号:03-6701-3457 メールアドレス:nts-mgr@canon-its.co.jp |
2024年7月1日に対応済 | 本製品や外国送金に関する資料請求は、以下よりお申込みください。 https://reg.canon-its.co.jp/public/application/add/488 |
株式会社インテック | EDIプラットフォームサービス | 担当部署:情流)営業部 メールアドレス:edi_info@intec.co.jp |
2024年10月頃予定 | 最新情報は弊社ホームページをご覧ください。 |
EDIアウトソーシングサービス | ||||
データ連携プラットフォームサービス | ||||
SCSK株式会社 | スマクラ | 担当部署:スマクラサービスデスク メールアドレス:smcl-sales@scsk.jp |
2024年10月頃予定 | 最新情報につきましては当社のホームページでご確認ください。 |
ユニリンク株式会社 | EDIWave BMS Center | 担当部署:営業部 電話番号:03-5825-8380 メールアドレス:webinfo@unilink.co.jp |
2024年8月発売 |
社名 | 製品・サービス名 | 問合せ窓口 | 対応予定時期 | 備考 |
---|---|---|---|---|
XXXX | XXXX | XXXXXXXXXXXXXXXX | XXXX |
社名 | 製品・サービス名 | 問合せ窓口 | 対応予定時期 | 備考 |
---|---|---|---|---|
日本情報通信株式会社 | EDIPACK/ASP | 担当部署:EDI事業本部 電話番号:03-6278-6201 メールアドレス:edi_contact@NIandC.co.jp |
2024年度予定 | |
EDIゲートウェイサービス | ||||
株式会社JSOL | JSOL-EDIサービス | 担当部署:ソーシャルトランスフォーメーション事業本部 メールアドレス:edi-sales@s1.jsol.co.jp |
2024年12月頃予定 | JSOLは実績40年のEDIと国際銀行間通信SWIFTNetへの国内接続実績№1 |
金融機関向け接続「AnserDATAPORT®(Connecure®)」EDI接続ソリューション |
一覧に掲載をご希望の場合は、
下記問合せフォームからご依頼ください。
本機能を利用することで、INS後継における企業間通信の以下の課題を解決できます。
A.外国送金の依頼データのみを対象としており、その他の外為取引や国内為替取引はISO20022対応の対象外です。
A.取扱金融機関一覧をご参照ください。
A.AnserDATAPORTとしての機能追加は2024年の下期を予定しておりますが、サービスの導入開始時期は金融機関により異なる為、取扱金融機関一覧をご確認いただき、取引銀行にお問い合わせください。
A.既設のConnecure回線を使用可能です。伝送先銀行が同一であっても、内為送金と外国送金で宛先IPアドレスは異なります。
また、既存のConnecure回線のお申込みの際に、NAT設定ありなど宛先IPアドレスを指定している場合は、Connecure回線の設定変更の申し込みが必要となります。
A.金融機関に送信いただく依頼ファイルは、従来の固定長ではなく可変長(XML形式)となります。また、通信ソフトについてはJX手順に対応している必要があります。
通信ソフト、会計ソフトベンダ様へのお問合せをお願い致します。
A.ISO20022に準拠した依頼ファイルの伝送が可能なインターネットバンキングを利用する等、他手段での対応が必要となります。
インターネットバンキングは画面を閲覧しながらの手動操作を前提としております。AnserDATAPORTはホストからの自動データ伝送に対応している為、大量のファイルを伝送する企業様に適しています。
A.下記よりサービス概要の説明動画のご視聴や、資料をダウンロードいただけます。
A.貴社にてご利用のソフト提供者にお問合せください。対応予定のソフトは順次、対応製品一覧に掲載予定です。
A.貴社にてご利用のソフト提供者にお問合せください。対応予定のソフトは順次、対応製品一覧に掲載予定です。
A.自営で構築されている企業様については、NTTデータから詳細な仕様の開示やご説明等を行っております。お問い合わせフォームからお問合せください。
A.外国送金の依頼ファイルに関しては、2025年11月以降は全銀フォーマットはご利用いただけなくなります。
国内為替取引は今まで通り全銀フォーマットをご利用いただけます。
A.併存期間中はどちらのフォーマットでも国際的には取り扱い可能ですが、新旧フォーマットの切り替え時期については金融機関毎に異なりますので、取引銀行にお問い合わせください。
A.ISO20022対応のXMLフォーマットもAnserDATAPORTでの利用が可能となりますが、全銀フォーマットでご利用のAnserDATAPORTと送付先の宛先が異なるため、宛先を変更して送信していただきます。
なお、現在ご利用のConnecure回線の流用は可能です。(NAT設定ありなど宛先IPアドレスを指定している場合は、Connecure回線の設定変更の申し込みが必要となります。)
A.ご認識の通りです。送信する宛先が異なる為、宛先によって使い分けていただきます。
A.全てタグ形式のXMLフォーマットに変更になります。
全銀フォーマットは固定長ですが、XMLフォーマットは全ての情報を種類ごとのタグで囲って記載します。
結果ファイルもXML形式で返却致します。
A.タグで囲われた各項目の設定内容は金融機関毎に異なる為、取引銀行にお問い合わせください。
A.企業様が依頼ファイルを送信後、現状、FAX等で行っている照合(承認操作)の代わりに、企業様ホストから照合用データを送信していただきます。これにより、AnserDATAPORTが依頼ファイルの正当性確認を行い、照合の電子化・自動化を実現します。
取引銀行が照合機能を利用する場合は、照合データを作成し、送付する必要がございます。照合機能の利用有無や照合方法は金融機関毎に異なるため、詳細は取引銀行にお問い合わせください。
A.エラーが発生した場合、現状では、銀行から電話等でエラー内容の確認や修正依頼をしていますが、AnserDATAPORTでは、伝送ファイルに対して各種チェックを行い、ファイルの受付可否などを結果ファイルにて還元します。依頼ファイルの内容に問題が有る無しに関わらず、いずれの場合でも、企業様において結果ファイルの取得が必要となります。エラー内容をご確認の上、問題がある場合には修正し、再送いただきます。
A.エラーの有無は結果ファイルでご確認いただきます。
結果ファイルは概ね20分~30分間隔で取得いただくことを推奨致します。
A.依頼ファイルの内容に問題がない場合、ある場合問わず、いずれの場合でも結果ファイルの取得は必須となります。
ただし、依頼ファイルの伝送自体が失敗した場合は、通信レベルでのエラー発生の旨が通知されますので、この場合は結果ファイルの取得は不要ですが、依頼ファイルの再送が必要となります。
A.以下の2段階でチェックを実施する為、結果ファイルはAnserDATAPORTが作成する場合と、金融機関が作成する場合の2通りございます。
①AnserDATAPORTにてXMLフォーマットの形式的な部分のチェックを実施
この時点でエラーがあった場合、金融機関へは連携せず、AnserDATAPORTから結果ファイルを返却
依頼ファイルのチェックで問題がなく、照合機能利用の場合には照合チェックにおいても問題がない場合、
金融機関にデータを連携します。
②金融機関では元帳や取扱通貨などの内容の詳細チェックを実施
金融機関チェックでエラーの場合、金融機関が作成した結果ファイルをAnserDATAPORTを通じて返却します。
A.通番を更新いただいたうえで、再度正しいデータを送信いただきます。
A.仕様書のお渡しには仕様開示契約が必要となります。仕様開示契約締結をご検討の場合、問い合わせフォームよりお問合せください。
Connecure窓口へお問い合わせください。
取扱金融機関一覧をご確認いただき、取引銀行にお問合せください。
ベンダ様向けのご案内ページをご確認ください。
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